141ばんどうろ

消費者です。

serial experiments lain

*20年前の作品だからネタバレをするというわけではないが、アマゾンプライムビデオで誰でも簡単に手に取れる作品なので内容には触れながら備忘録を兼ねて感想等書く。

 

serial experiments lain』は20年前のこの時期に放送されていたアニメなのだけど、まるで現代のネット事情を予言しているかの様な内容だ。

劇中で出てくるインターネット上の仮想世界であるワイアードで互いの存在を確かめ合うという点は現代のSNSで繋がるという構図に類似している。

私がインターネットに初めて触れたのは00年代前半のことなので1998年のインターネット事情はわからないから適当なことを書くけど、多分当時のインターネット人間関係なんてメールで連絡し合うくらいなもんだろう。(?)

あまりに現代のインターネットインターネットしたインターネットを表現していてつい20年前の作品だということを忘れてしまう。

 

1話を観た時は死を肯定する作品なのかなと思った。劇中の影の色が血に染まっているようで怖いし。両親の狂気な感じが伝わってきて怖いし。なんか幻覚的なのに襲われて怖いし。なんというかところどころ精神的にくる。

ただ、このホラー感溢れるサイコサスペンスをアングラで包んだような独特の雰囲気は私を惹きつける奇怪な魅力がある。

2010年代からアニメを見始めた自分にとっては1990年代の画や実写を使った映像は新鮮で、無音の背景音楽も畏怖の念を与えるものだった。

 

感情表現が乏しく物静かで内向的な主人公玲音にも声をかけてくれる友人がいて人の優しさを感じてしまった。そういう人が出てくるとあったケェ〜ってなりがち。

 

総合的には人間の存在・記憶に関しての話だな〜と私は思った。

それと玲音のクマの着ぐるみのパジャマは間違いなく"萌え"というやつだろう。

 

おわり。

私は消費者だ。いま現在。そして未来でも。
私にとっては生産者というだけで尊敬に値する。生産者もAからZまで十人十色あるわけだが、なんにせよこの世に何かを生みだすというのは大変な労力であり立派な才能だろう。


私は未来を変えることができるだろうか。万年消費者という現在を抜け出せるだろうか。二酸化炭素製造機から抜け出せるだろうか。
誰かの筋繊維を、心を、足を、通貨を、家族を、会社を、社会を、国家を、世界を動かせる者に成れるだろうか。

 

 

夏は寒い

夏は寒い。

建物内や公共交通機関はエアコンが過剰な冷気を生成していて半袖の身体にとっては耐え難き寒さだ。

私は寒さは苦手だ。寒いより暑い方がいい。

寒さは着れば解決するが暑さは脱げる枚数に限界があるという意見があるが、日本の暑さは私にとってただ単純に脱げば涼しくなるというものでもない。

エアコンを付けるなとまでは言わないが、外気との温度差をもう少し縮めてくださればと切に願うばかりである。